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活動報告


= 2010年度 =
▼第24回日本エイズ学会学術集会スカラシップ報告会報告
▼第24回日本エイズ学会学術集会報告
▼LTのど自慢in広島
▼平成21年度NPO法人りょうちゃんず事業・活動報告書
▼2014年度 ▼2011年度                              
▽2010年度 ▼2009年度 ▼2008年度 ▼2007年度 ▼2006年度 ▼2005年度 ▼2004年度


第24回日本エイズ学会学術集会スカラシップ報告会報告

りょうさん

 去る、2月5日(土)東京都内にて開催された、上記報告会に参加しましたのでご報告致します。  まず、全体的な印象ですが、学術集会に参加された方はそれぞれの目的をもって参加されていることが、3人の発表者、報告書から感じました。知識や情報を吸収しよう。又、「HIVのことをたくさんの人が真剣に考えていていることが分かった。」との声は参加しなければわからないことです。
今回の報告会でりょうちゃんずはもっと仲間つくりの支援をしなければいけないことを感じました。2人目のプレゼンテーションの方は、近畿のある県で、ひとりで行政も巻き込もうとして活動していました。1人目は中国地方で3人目は東海地方で仲間と活動している人とは、明らかに大変さも違うようでした。早く仲間つくりをして、役割り分担をして欲しいと思いましたし、幸い、当該県には優秀な臨床心理士の先生や、大学病院のドクターもいるので、紹介のニーズがあれば、喜んで紹介してあげたいと思います。
内容のなかに、薬害エイズの被害者が動いてきたことが大きいとありましたが、当該者としては当たり前に自分たちが生きるために活動しただけであり、社会が解決した事件でしたので、社会に恩返しするのが当たり前だと思いました。薬害エイズ事件あるいは、薬害被害者を知る風潮は嬉しいですが、そのことによって、すべてのHIV陽性者、関係者が自分たちで声をあげることが重要であると思いました。
 残念だったのは、薬害被害者が、この報告会の主催者「社会福祉法人はばたき福祉事業団」大平勝美理事長のほかに、僕とはやっちしか参加していないことです。
 いまでも、医療交渉権は東京、大阪両原告団にあるわけですから、このような報告会に参加すると参考になるものもあるような気がします。
 最後に、次年度の第25回日本エイズ学会学術集会も東京で開催され、それに向けてもHIV陽性者向けスカラシップが用意されているようです。
 堅苦しく考えず、何かひとつでも吸収して帰ろうとする気持ちがあれば、スカラシップを利用して参加されることをお勧めいたします。
 もうひとつ、蛇足ですが、HIVの問題はよってたかって活動することが重要でその方向を理解する人が周りに増えています。今後のりょうちゃんずを応援支援してやってください。




第24回日本エイズ学会学術集会報告



上田良弘先生(洛西ニュータウン病院)と1年ぶりの再会です 学会長岩本愛吉先生と記念撮影

りょうさん

去る、11月24日(水)〜26日(金)に東京都内、グランドプリンスホテル高輪/ザ・プリンス・さくらタワー東京にて開催された、第24回日本エイズ学会学術集会に参加しましたのでご報告致します。
 まず、医療情報ですが、我々薬害で感染し治療している患者は、体が悪くなっているとのことです。まずは、肝機能の悪化に伴い、肝硬変、肝がんへ移行する患者が増加していることです。また、門脈亢進症もDドラッグ服用者に見つかっているとのことです。それに、腎機能障害、それに伴う骨そしょう症、脂質代謝異常、それに伴う糖尿病、長期服用者の重篤な副作用も見え始めたそうです。  さらに、服薬コントロールの悪い人には悪性リンパ腫が多く、喫煙者には肺がんの頻度が多いそうです。また、新規感染者にはHIVの進行が早いとの報告もありました。
 一方、治療では、キードラッグの選択肢がガイドライン上変ったとのことでした。いずれにしても、皆様の通っている主治医をはじめ、情報はいろんなところから、入手し、治療を行うことをお勧めします。
 院外処方では、服薬指導が重要であり、当該県の薬剤師会のあり方が重要ではありますが、ドラッグ・ストアーの活用(勿論、病院と連携していることが条件)も視野にいれてはどうでしょうか。
 開業医ですが、根岸クリニックでは毎月10万の赤字だそうです。経営赤字であれば、だれも、クリニックで、HIV診療をしないでしょうね。
 今回は、りょうちゃんズ主催飲み会はできませんでしたが、演題は、ポスターですが2題発表することができ、また、学会前日には、レインボーリングのジャンジさん、ジャンププラスの長谷川博史さんと「STND・ALONE」を東京都主催で行うことができ、りょうちゃんずの活動を報告することが出来ました。
 今後とも地道な活動を通して、皆様から信頼される組織を作ってまいりたいとおもいますので、ご指導、応援よろしくお願いいたします。




LTのど自慢in広島

LTのど自慢in広島です。写真から雰囲気を感じてください!









平成21年度NPO法人りょうちゃんず事業・活動報告書

○平成21年相談事業報告

1.ピア・相談事業

(1) HIV陽性者相談
HIV陽性者による、HIV陽性者へのピア相談を電話及び対面にて行った。 電話相談日は187日であった。相談内容は相談した人25人、相談回数は64件であった。内訳は電話相談44件、面談相談20件であった。感染経路別では血液製剤由来49件、性行為感染由来は15件であった。
主な相談内容については血液製剤由来では、肝機能障害悪化、鬱傾向、人工関節置換手術情報であり、性行為感染では、近況報告、告知、病気の受入れであった。

(2) 感染不安相談
HIV陽性者による、感染不安者向け電話相談を行った。相談日は53日相談であった。件数は19件であった。
主な内容と対応については、HIV陽性者になることには不安があり、検査に行くことに躊躇している。との相談には、検査に行きたくない気持ちによりそいつつも、基本的には検査を勧めている。
受検後の不安については、結果を待つこと、HIV陽性になった場合は、病院にいって自分の状態を知ること、相談する資源は自分のところは勿論のこと、他の支援団体もあることを伝えることにしている。現在ピア・カウンセラーは4名で対応している。

2. 検査イベント
  ・2009年6月6日(土)
  「レッドリボンキャンペーンinとうかさん」協力
  主催:広島市、広島県、広島県検査技師会
  協力団体:広島県臨床心理士会、中四国ブロック拠点病院
  役割り:啓発グッズ配布、検査勧誘、検査前カウンセリング、
  受検者向け電話相談
  結果:155名(男性74名、女性81名)の受検者、全員HIV陰性

  ・2009年12月6日(日)
  「愛ですひろしまトーク&ライブ〜HIV/AIDSについて考えよう」主催
  その他の主催:広島市、広島県、広島県検査技師会、
  協力団体:広島県臨床心理士会、中四国ブロック拠点病院、M広島FM、
  MFM大阪、ユノ川クリニック、ジェクス(株)

  役割り:HIV陽性者としてのトーク出演、検査時プレカウンセリング、待ち時間声賭け、
  結果:147(男性77名、女性70名)の受検者(未受検者2名) 
  全員HIV陰性、初めての受検者123名
       トークイベント参加者330名

3.調査研究事業
  「HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究」
  主任研究者(独)国立病院機構大阪医療センター白阪琢磨先生
  分担研究:「ケースマネージメントプログラム(CMP)を用いたHIV陽性者支援及びHIV感染予防のための研究」
  「HIV感染者の心理・社会的問題と相談ニーズに関する研究」研究協力
  分担研究者 (独)広島大学保健管理センター内野悌司先生
  「HIV関連Lipodystrophyの克服に向けての研究」患者件研究協力
  主任研究者(独)長崎大学秋田定伯先生

4.講演活動
  学生講義:(独)京都大学、(独)山口大学、(独)名古屋市立大学
  市民向け:宮城ヒューマンフェスタ2009
  他団体研修内講演:(財)エイズ予防財団
  社員向け講演:日本赤十字社千歳血漿分画製剤製造工場職員

5.イベント開催
  りょうちゃんず設立記念集会
  日時:平成22年1月30日(土)13:30〜16:30
  場所:KKR広島
  内容:「医療とNGO/NPOとの協働」
             広島大学病院 輸血部講師 藤井輝久先生
  「薬害エイズ・薬害C型肝炎訴訟の経験から
  〜NPO法人りょうちゃんずの未来に向けて」
    大阪HIV薬害訴訟弁護団 弁護士 山西美明先生

6.学会等発表
  第23回日本エイズ学会学術集会口頭演題2題、(ピア相談事業、検査イベント)
  シンポジウム1題発表

7.HIV関連委員
  理事長 藤原良次
  第23回日本エイズ学会学術集会監査委員


○特定非営利活動法人りょうちゃんず基本情報
                平成22年3月31日現在
・役員名簿
理事長  藤原 良次
理 事  太田 裕治
理 事  早坂 典生
理 事  椎村 和義
理 事  荒木 順子
監 査  藤原 正

社員総数 38名

所轄官庁 広島県環境局総務管理部県民活動課


○平成21年度 特定非営利活動に係る事業会計収支計算書 (画像ファイル)

○特定非営利活動法人りょうちゃんず第1期貸借対照表 (画像ファイル)