第24回日本エイズ学会学術集会スカラシップ報告会報告
りょうさん
去る、2月5日(土)東京都内にて開催された、上記報告会に参加しましたのでご報告致します。
まず、全体的な印象ですが、学術集会に参加された方はそれぞれの目的をもって参加されていることが、3人の発表者、報告書から感じました。知識や情報を吸収しよう。又、「HIVのことをたくさんの人が真剣に考えていていることが分かった。」との声は参加しなければわからないことです。
今回の報告会でりょうちゃんずはもっと仲間つくりの支援をしなければいけないことを感じました。2人目のプレゼンテーションの方は、近畿のある県で、ひとりで行政も巻き込もうとして活動していました。1人目は中国地方で3人目は東海地方で仲間と活動している人とは、明らかに大変さも違うようでした。早く仲間つくりをして、役割り分担をして欲しいと思いましたし、幸い、当該県には優秀な臨床心理士の先生や、大学病院のドクターもいるので、紹介のニーズがあれば、喜んで紹介してあげたいと思います。
内容のなかに、薬害エイズの被害者が動いてきたことが大きいとありましたが、当該者としては当たり前に自分たちが生きるために活動しただけであり、社会が解決した事件でしたので、社会に恩返しするのが当たり前だと思いました。薬害エイズ事件あるいは、薬害被害者を知る風潮は嬉しいですが、そのことによって、すべてのHIV陽性者、関係者が自分たちで声をあげることが重要であると思いました。
残念だったのは、薬害被害者が、この報告会の主催者「社会福祉法人はばたき福祉事業団」大平勝美理事長のほかに、僕とはやっちしか参加していないことです。
いまでも、医療交渉権は東京、大阪両原告団にあるわけですから、このような報告会に参加すると参考になるものもあるような気がします。
最後に、次年度の第25回日本エイズ学会学術集会も東京で開催され、それに向けてもHIV陽性者向けスカラシップが用意されているようです。
堅苦しく考えず、何かひとつでも吸収して帰ろうとする気持ちがあれば、スカラシップを利用して参加されることをお勧めいたします。
もうひとつ、蛇足ですが、HIVの問題はよってたかって活動することが重要でその方向を理解する人が周りに増えています。今後のりょうちゃんずを応援支援してやってください。
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