はじめに
りょうちゃんずの設立当時(1996年設立)は、エイズが死の病と言われ、多くの血友病患者が薬害エイズ事件により命を奪われました。
また、HIVが感染症であるため差別・偏見の対象となり、血友病HIV感染患者とその家族や遺族たちは、自分の思いを誰にも語ることができず、困難を自分の胸に抱えていくしかありませんでした。そのような人たちが、安心して話ができる場所をつくろうとしてりょうちゃんずが発足しました。
その後、血友病HIV感染患者の支援とともに、感染ルートを問わず、全てのエイズ患者やHIV陽性者が自らのニーズに応じたケアサポートを自らの手で行うこと理念に活動を進め、2009年から広島県よりNPO法人の認可を受けております。
私たちは、「HIVに感染を減らすこと(誰にも感染して欲しくないという願い)」「HIV陽性者となっても自由と尊厳が守られる社会をつくること(幸せに生きられること)」を目指し、ピア相談事業、検査相談事業、調査研究活動、啓発活動の4つの柱で活動を行っています。
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